研究機関 文字文化研究所

 研究機関「文字文化研究所」の足跡と目的について


 機構の研究機関である文字文化研究所は、当機構の中枢をなす重要な研究機関で、昭和六十二年六月に任意 の文化団体として設立されました。以来二十数年間、民間の文化団体として文化事業を展開し、その成果を評価され、平成十八年六月に京都府において初めての「認定」NP○法人として国税庁から認定されました。
 歴代の理事長(中田勇次郎・白川静・上平貢)をはじめ、多くの学識者や協力者によって、業績を築かれ、この研究機関に引き継がれ、社会貢献に尽力してきました。
 今後の研究所は、「白川文字学」に準拠するとともに、「説文解字」をも再検討しつつ、新たなる文字学を構築し、国語教育などに貢献する事業を担う研究所を目指すものです。

(目  的)
 本研究所は、人類の歴史のなかに於いて、意思の伝達手段である言葉を表現し記録する符号として用いられる文字と、その文字とともに発達した文字の研究を学際的、総合的に推進する。
 また、先人達が残した大きな精神文化と文字文化を正しく将来へ伝え、より深く探究し、国際的展望に立って相互の文化の理解を深め、よりよい社会の形成発展に貢献することを目的とする。

(事   業)
  本研究所は、目的を達成するために、つぎの事業を行う。
 1 文字文化資料の文献収集と整理及び世界基準となる漢字フォント製作
 2 文字並びに文字文化の調査、研究及びその成果の発表
 3 文字並びに文字文化に関する研究会及び講演会の開催と企画
 4 伝統文化に関する調査、研究及びその成果の発義
 5 研究員による研究発表
 6 研究報告書・指導書・副読本などの教材を刊行       
 7 その他研究所の目的達成に必要な事項  

最近の活動           

○ 所報の発行
 1号 平成27年 「漢字の字源を探るということ」     研究員  神戸 一朗

 2号 平成28年 「白川静の新編断代譜について」     研究員  矢口 道夫      

 3号 平成29年 「現在使用される新字体の字形はどのような約束を基に作られたのか」                                     

                              研究員  伊藤 直樹

 4号 平成30年 「仮借・転注・形声」について      研究員  神戸 一朗

 5号 令和元年  「字形と文字の構造と字源学習について」 研究員  矢口 道夫

 

○ 通信教育
 ・「通信教育」の解説と講師を担当
 ・「通信教育について」を参照

○ 指導者養成のための講義
 ・ 年 3~4回 講義を担当

 

宇佐美 公有の「新しい文字学」について

 研究機関としての「文字文化研究所」の今後の使命は、白川静先生
が残された数々の研究成果である「字通」などの白川文字学に準拠し、
更に羅振玉・王国維をはじめ古代文字の研究者が残した文献や許慎の
「説文解字」なども検証して、神聖王朝から封建国家への推移の中で
生まれた漢字《甲骨・金文・鳥書・籀文(大篆も含む)・古文・小篆》の変
遷などを、その各々の時代の社会情勢などを鑑みて、
総合的な視野で漢字に秘められた字義などを検証して、
考案した学習法を「新しい文字学」と名付けた。
 この独白の「新しい文字学」は、漢字の成り立ちを通じて、
文字に秘められた思想・歴史・営みなどを紐解き、
その意義などを平易に解説し、倫理的(生命の尊厳・人格の尊重・自然の恩恵や畏敬など)なことや自然環境問題までに波及する解説指導法であると同時に、国語学習法を改善し、楽しく漢字の理解が出来るとともに広範囲の事柄が習得できる学習法である。

                      研究機間  文字文化研究所
                             創案者 宇佐美 公有

(下図は公有氏の構想をもとに梅井作成)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 














これまでの主な講習会・研修会・事業等       

 創設当時から今日まで多くの事業を展開してきました。列挙できませんので、事業の項目を挙げてみました。

 1 研修会・講習会の開催 
  ・定例研究会                        
  ・漢字講習会                      
  ・全形拓技法特別講習会               
  ・印章研究会                
 2 外務省関連事業                      
 3 特別講演会                         
 4 文物展企画と監修                     
 5 記念事業                  
  ・ 二十周年記念展等              
 6 フォーラム・シンポジュウム                 
 7 白川静先生を偲ぶ会                    
 8 文字講話・新文字講話事業                 
 9 福井県を中心とした研修会・講習会等          
 10 京都府地域力再生プロジェクト支援事業      
 11 子どもゆめ基金助成体験活動